Malta study tour _ Three Cities
- tgm17wk
- 2022年4月28日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年7月23日
アパートの騒音に悩まされ、寝不足が続くマルタ滞在、不登校3日目。
(共用ラウンジで22時過ぎまではしゃぐ若者の会話が一言一句、部屋の中にいても聞き取れる、さらに朝5時頃から共用キッチンで何やら調理を始める年配の方の物音が部屋中に響きまくって辛すぎる)
皆が登校した後の静まり返ったアパート内で、優雅に洗濯したり、部屋で寛いだり、平和な午前を過ごす。

午後からは気を取り直して、マルタ観光に繰り出す。まずはバレッタまでバスで移動。バスターミナルのすぐ側にはトリトン・ファウンテン。売店で€1.5のピザでランチ。(マクドナルドの€5セットの100倍美味しかった)

昼食については、レストランに入るとなると円安の影響もあってこれまで以上に割高な上に何らかビールかワイン頼んじゃって高くつくし、レストランでちゃんとしたご飯食べるほどお腹も空いていないし、かといってバーガーのような重いファストフードも気が向かないし。って時にはこのピザを食べようと心に誓う。
腹ごしらえしつつ、別のバスに乗り込んで揺られること約30分、ヴァレッタの対岸にある要塞の街、スリーシティーズに到着。

中世の街並みが残りつつ、ヴァレッタと異なる閑静で落ち着いた路地を、ゆるゆると散歩する。

カーディオーラ公園の先端に建つ監視塔から、対岸のヴァレッタを臨む。塔には監視の象徴である目と耳が彫刻されていて、不気味なような、キュートなような。


塔の窓景は、一枚の絵画を切り取ったように美しい。

塔を離れ、海岸沿いに歩いていく。

漁船から客船まで、数えきれないほどの船が停泊している。

海岸沿いにあるマルタ・アメリカン大学の外観が美しく、しばし眺めてみる。ガラスの素材と重厚な石造りの調和が取れていて、ずっと眺めていられる美しさ。

遊覧船の案内に惹かれるものの、目的地へと足を進める。

そして到着したのは、聖アンジェロの砦。紀元前1世紀頃にはすでに砦のようなものがあったとされつつ、中世時代に聖ヨハネ騎士団により強固に再建され、英国統治時代には英国海軍本部が置かれるなど、近年に至るまでマルタの砦として活躍してきた歴史的価値の高い場所。カラヴァッジョが収監されていた牢獄もある。
まず入り口にて。

現在敷地内は開放され、ミュージアムとなっている。現在に至るまでの砦の建設プロセスを追う映像展示なんかも。


何より塔上から見る景色よ。マルタ大包囲戦の時に司令塔として活用されたというけれど、納得。敵が一望できてしまう、どこにも死角がない。


曇天も次第に晴れてきた。お日様が出ると、この海沿いの町並みも一層綺麗に輝いて見える。

いつの日か、船舶免許を持ち小型船を所有して優雅に海沿いの家でバカンスを過ごしたいという夢を持っている身としては、その時にこんな美しい風景まで添えてくれたら至高だなあと思う。

スリーマのアパートメント迄、珍しく前日の荒天でフェリーが運休になっていたため、バスでゆるりと帰宅。途中に見かけた家猫の物思いに耽る様子、暮れゆくスリーマの街並みとの調和を感じ、思わず撮影して一日を締めくくる。

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