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'22 Europe tour_Milan(1)

  • 執筆者の写真: tgm17wk
    tgm17wk
  • 2022年6月10日
  • 読了時間: 4分

2022年6月、今年2回目の海外旅行。コロナ禍での旅行制限を巻き返すように、またもや欧州へ発ちました。

転職時の有給期間消化中にヨーロッパツアーに行くのは2回目で、もはや定番化しそうな勢い。


ロシアのウクライナ侵攻の影響を受けて、燃油の高騰により航空券価格も上昇。

直行便やヨーロッパの航空会社の航空券はどうしても割高すぎて寛容できず、初めての中東系、エティハド航空で、ドバイ経由の少し遠回りな空路で向かうことに。空港だけとはいえ、初めてのドバイは、ちょっとテンションが上がる。空港にヤシの木が生えている、、

まだまだ、国内では海外旅行に対する社会的圧力も否めない状況で、ドバイ経由の事情も重なって、機内は空席ばかり。贅沢にエコノミー4席まるっと使わせて頂きました。。

そして、成田空港に着いた頃から20時間以上を超え、やっとの思いでイタリア・ミラノに到着!!人生で2回目のミラノ。4年前、母と姉と3人でワイナリー巡りをした時の思い出が蘇る。空港駅構内には、ミラノへの観光客を歓迎する映像作品や、ミラノの街を俯瞰する模型作品などが展示されていた。

今回のミラノの目的は、国際家具見本市として名を馳せるミラノ・サローネの視察。空間創造の仕事に従事し、インテリアコーディネーターの資格を持つ身としては、長年の憧れのイベント。会社で開催されたサローネ視察旅行には応募資格(在籍歴)が満たず、泣き寝入りとなった苦い思い出もある。まあ、自費で行けばいいんだよな。そのために頑張って稼いで、自分の金で自分のペースで旅できる方がよっぽどいい。とこの歳になり、余裕ができたからこそ思える。あの時の自分へのご褒美。


というわけで、ミラノ郊外にある、ミラノ・サローネ会場から数駅隣のホテルを予約。空港から駅まで、電車が30分以上遅れてくるなどのトラブルに見舞われながらも、なんとか到着。この宿がもう、疲れも(一瞬だけ)飛ぶくらい素晴らしかった!!!

6月、夏のミラノはもう燦々と晴れていて。陽射しがたっぷり入り込むお部屋。調度品も品良く、一つ一つのスペースがゆったりしていて、ホテルステイできてしまいそうなくらい豪華なのに、郊外価格で泊まれるのが何より。早速この陽射しを浴びながら、ホテルロビー横のバーカウンターで持ち帰ったビールで一服。

陽が長い。夜20時くらいまでこんな太陽を浴びていたら、どうやったって陽気になってしまう。

機内で完走できなかったストレンジャーシングス4を見て、泥のように眠りこんだ。多分10時間は寝た。

そして、翌朝。ホテルから出るシャトルバスに乗り、サローネ会場へ。

朝一番に到着したので、会場内はまだまだ人もまばら。覚悟はしていたものの、ホールが数え切れないほど多く・大きく、驚嘆。東京ビッグサイトや幕張メッセ・パシフィコ横浜を全て足し合わせたくらいの規模ではないだろうか。

早速、目玉展示のdesign with natureへ。Sustainable × Designで何ができるのか。建築・インテリア業界が地球環境に与える負荷と、従来のビジネスモデルが抱える課題などが体系的に整理されつつ、各社の最新の取組み事例を把握できる。

バイオマテリアルの開発や、生分解性・再生可能な素材の活用、廃棄物の再利用などという話題にやや偏りはあるものの、インテリア業界の今を切り取った、見応えある展示だった。




それから、ふらふらと会場内を歩き回る。3桁近くのブースを見て回ったので、気に入ったもの一つ一つ紹介するには途方もない時間がかかるため、このブログではごくごく一部を掲載。

まるでジャングルの中のようなインパクト大!だったGESSIのブース。

好みど真ん中で、いつか買いたい。と思えたegoitalianoのブース。


陽が登る時間になると、会場内にもかなりの賑わいが。どこもいっぱいで、お昼ご飯を食いっぱぐれた。泣く泣くキオスクのようなミニカフェのパンを齧ってひと休憩。

ひときわ巨大なKartellのブースでも、Sustainabilityに対するステートメントが堂々と掲示されていた。


その他、あれこれ周りながら、美しいインテリアに眼福になる。地球の美的要素をぎゅっと濃縮させたようなラグ。

廃棄物から再生したラグの展示。サーキュラーデザインはもはや業界の新常識なので、その取り組みをいかにインパクトと説得力を持って伝えるか、に軸足が移っているように思う。


会場内が広すぎるので、隣のホールまで移動するのもちょっとした運動、、

ラグジュアリー家具ゾーンには興奮しかない。visionnaireは彩度を抑えた上品でキュートな色使いと素材合わせにセンスが光っている。


絵画ゾーンで見つけた、武士の甲冑には驚き。。海外でも需要あるのだろうか。。

ブースに壁画家がいたのは笑った。イタリアらしい。

若手デザイナーやスタートアップなどを中心とする、サローネ・サテライトも新しい発想で溢れていて見応えがあった。



フラワーベースならぬウッドベース、これもまたSustainableの潮流を受けてか、面白い作品が生まれている。

観光1日目にしながらヘトヘトで帰宅。陽が沈んだ後の部屋からの景色も美しい。

サローネ会場視察は今日だけ。明日はミラノ市内へ繰り出します。


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