Las Vegas and Los Angeles tour_Day4
- tgm17wk
- 2020年1月3日
- 読了時間: 6分
ラスベガス滞在4日目、最終日。
まずはマッカラン国際空港近く、かの有名なラスベガスサインを拝みに行きました。

撮影待ちの長蛇の列には並ばずに、脇から邪魔にならないように撮影。
どうってことない看板なのだけど、ここまでランドマーク的に認知されるって凄いことだな。
せっかくなので、すぐ近場のハーレーダビッドソンにも立寄ってみる。


そしてストリップ通りを離れ、ダウンタウンへ移動!Lyftで20分ばかりで到着。
ラスベガスの歴史的中心地でありながら、
ストリップの発展に伴う衰退化を食い止めるために、巨大なフリーモントストリートが造られた。
名物である天井一面の液晶ビジョンは圧巻。

こちらもジップラインが通っていて、頭上を人々が飛び去っていく光景はユニーク。
初めて知ったのだけど、座ったまま飛ぶものをジップライン、
スーパーマンのような格好で吊られて飛ぶものをズームラインと呼ぶらしい。

フリーモントストリートに並ぶ土産店や飲食店、カジノは、
ラスベガスらしい華やかなネオンサインに包まれながらも、
どこか野暮ったくて、庶民的でローカルな香りが漂う。
ダウンタウンは、
ストリップの規格外のスケール感で聳える商業施設とは異なって、
ヒューマンスケールな街だなと感じた。
その感覚を決定付けたのが、東側にストリートを抜けた先に広がるエリア。

まず迎えたのはコンテナパークの看板。このまま進んだ先にある商業施設。

よくわからないけれど、ライオンの造作がトラックで運ばれる直前だった。
この意味分からなさ、たまんないな。。

そしてストリートを進む途中、
何ともレトロで、良い意味で洗練されていない、愛嬌あるホテル・カジノや飲食店が並ぶ。

このデザイン大好きだ…と、ストリップとは違う興奮を覚えるのは少数派かもしれない。
そしてコンテナパークへ!2013年にオープンした、比較的若い商業施設。
さっきのライオンの仲間のような、巨大カマキリが出迎える。

柵には、巨大カマキリに関するサマリーがこっそり貼られていた。

なんとこのカマキリ、夜には炎を吐くそうで、その高さはビル6階建てにも及ぶとか…
ネバダの砂漠で開催されるアメリカ最大の奇祭、「バーニングマン」用に造られたらしい。
もうわけがわからない。考えたら負けなやつだ。
とにかくエントランスを抜けてみる。

巨大遊具を中央にして、2〜3層に積み上げられたコンテナ型の店舗が広がる。


ひとつひとつの店舗は、
カフェやバー、アパレル、ジュエリー、美容室、土産店とバラエティ豊富。

各店舗はやる気のなさそうに、ひっそり運営している。それがまた心地よかったりする。
敷地内は殆ど照明が使われていなくて、建物内は暗め。
燦々と日光の降り注ぐこの地ならではの、エコな運営には共感できるな。

こじんまりとしたステージも。
夜間や休日には、ここでイベントに賑わう風景がイメージされる。

上から全景を見下ろしてみると、
いよいよラスベガスの中心地とは思えない
シンプルでクラフト感ある、人間らしさを感じさせる場所だなと思う。



コンテナ間を繋ぐ廊下には、ラスベガスやネバダ州の絶景を捉えた写真が展示されていた。

Cameron Grantというクリエイターによるもの。
現実の風景でありながら,どこか超人的な非現実性を孕んだ写真が美しい。

それから、フリーモントストリートの方角へ戻っていきます。
交通量の多そうな道のど真ん中が工事中で、いかにも観光客に媚びない自由さよ。

途中Park on Fremontというグリルバーに立ち寄って、昼食休憩。
テラス席で日光を浴びながらのランチタイムは気持ちがよい。

ファストフードでないまともな料理は久々かもしれない…
チキンナチョスと呼ぶのだろうか、メキシカン料理をいただく。
連日飲み過ぎで胃が疲労気味なので、コーラで我慢。

この辺りはミューラル(壁画アート)も盛んにあって、心が弾んだ。

つくづく私は、ド派手でビッグな商業空間よりも、
人間のクラフト感漂う、ローカルな商業空間が好きだと実感する。
でも正直なところ、お仕事として得られやすいのは前者で。
後者は個人の力で成立してしまう事が多いので(むしろ個人の嗜好でやり切ってしまった方が良い)、
商業プランナーの手助けはあまり必要とされない。
私でできることと言えば、後者の素晴らしい空間を広める発信をしたり、
ブランディングや広報のアドバイザリーができるくらいだろうか。
あるいは未だ力不足だけれど、
後者の事業主が、開業しやすい環境と好業績を得られるシステム構築だろうか。
これからの時勢、個人やチームが経営するヒューマンスケールな商業空間の方が
求められていくと考えているので、自らコミットする方法を確立していきたい。
フリーモントストリートに戻ると、路上パフォーマーを観客が囲っていた。

パフォーマーはストリート中に溢れていた。
ストリートではそこらじゅうにバーが構えていてお酒も飲めるので、
ビール片手にパフォーマーを眺める人々も。

中でも驚いたのは、自ら踊りまくるDJ。
選曲して、次の曲に繋いだ後は、ひたすらセクシーに踊り狂う女性DJ。
写真は選曲中で見えづらいけど。。
しかもそのDJに乗っかって、謎のフリーダンスを繰り広げるおじさんもいて、滑稽な光景だった。

フリーモントストリート、西端のホテル。
この老舗感がよいのです。。泊まりたいわけではなく、眺めていたい。

ダウンタウンも見れたことで、ラスベガス観光はこれにて終了。
荷物を預けていたホテルに戻り、最後に切ない気持ちを抱えながら、施設外観を眺めます。

ストリップの煌びやかなホテルのような特別感やラグジュアリーさは皆無だけれど、
最高のビールと居心地のよい空間で、私としては大満足のホテルでした。

マッカラン国際空港から夕陽を眺めつつ、いざロサンゼルスへ!!
ロサンゼルスが舞台の映画、「ララランド」と「her」をサクッと復習して気分を高めます。
たった一時間の飛行で、あっという間に到着。
驚いたのは、LAX(ロサンゼルス国際空港)には
Uber・Lyftの、巨大な専用乗り場があること。LAX-itと呼ばれるらしい。
完全なる車社会のロサンゼルス、ここまでライドシェアがインフラ化しているのが面白い。
そしてUberに揺られ、ロサンゼルスのダウンタウン、
老舗ホテル「Millennium Biltmore hotel」へ。20分程度でまさかの$25程度。
わざわざ有料のシャトルバスに乗るより俄然便利だ。

こちらはなんと、数々の映画、TVのシーンに登場した由緒あるホテル。
内装の豪華絢爛さは、事前に見た写真通りで驚く。



最高の立地と最高の内装ながら、施設の古さからか、価格は控えめで有り難い。
荷物を部屋において、水と軽食を求めて夜の街へ。
ダウンタウンの治安の悪さは噂には聞いていたものの、
やはり実際に目のあたりにすると背筋が凍る瞬間もあった。
日中はビジネス街として治安に問題はないはずだけれど、
深夜も近いこの時間帯、特定のストリートには数え切れないほどのホームレスが集まっていた。
さすがに地下鉄の駅とメイシーズ等の店舗が集まる施設周辺は
明るく安全だったので、ほっとして撮影してみた。


とにかく暗いんだよな、ストリートは。
ロサンゼルスの闇を早速実感しながら、足早に目的の品を手に入れ、ホテルへ帰着。
ロサンゼルス、興味深い旅になりそうだ。。と不安と興奮を抱えながら眠りにつきました。
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