Las Vegas and Los Angeles tour_Day5
- tgm17wk
- 2020年1月4日
- 読了時間: 8分
夜が開けて、ロサンゼルス滞在2日目。
ホテルのロビーラウンジ、朝の光を受けながら格調高い伝統的な内装が輝いているさまが美しい。

昨晩、不穏な空気の流れていた街並も、朝には打って変わったような 洗練された風景。
ビルが高い、カメラに納まらないくらい高い…
という感想はサンフランシスコを訪れた時と同じだ。


7th Street Stationに向かう途中、
モダンなパブや飲食店が並ぶなか、
ヴィンテージ感を醸し出す靴修理屋に愛嬌と、未来を感じてつい撮影。

東京でも、最新の商業施設には
洗練されたデザインで、職人的サービスを提供するリペアショップが入居するようになったり、
ラグジュアリーブランドのリペアサービスが充実化していくなか、
こういう老舗感のある修理店の存在感は高まっていくように予見している。
そして7th Street StationからBlue Lineに乗り、
サンタモニカまで約50分、鈍行に揺られてゆっくり向かいます。どこへ行こうが一律$1.75。

メトロと思って乗ったものの、殆ど地上を通っていくので、
ダウンタウンから郊外の住宅地へ抜けて、
サンタモニカ近郊へと風景が変化していく様子を楽しめました。
時には高架に登って街を見下ろす瞬間もあり、私の中の地下鉄の概念が180°覆された。笑

終点のDowntown Santa Monicaで下車。
目の前にはサンタモニカプレイスなる街一番の商業施設が現れるほど、エリア中心地に直結。
ダウンタウンから直通で、この利便性には驚き。
ザ・サンタモニカを感じさせる壁画が出迎えてくれます。

サンタモニカプレイスを通り抜けていく。

新しいビジネスモデルで注目を受けている
エクササイズバイクのブランド、PELOTONの店舗を発見。

特徴的なのは、エクササイズ・バイクとセットで、
オンラインでエクササイズを受講できる月額サブスクリプションサービスが提供されること。
プロのインストラクターのクラスを、リアルタイム或いはストリーミングで受けることができる。
リアルタイムの受講では、全米の参加者と順位を競い合ったり、応援を送り合うこともでき、
まるでグループで運動しているかのような一体感を楽しむことができる。
インストラクターのチョイスしたプレイリストで、思いがけない音楽との出会いがあるのも良い。
PELOTONだけでなく周辺には、
ルルレモンのようなアスレジャーウェアやスポーツメーカーの店舗が多く並び、
サンタモニカのヘルスコンシャスの高さを実感する。
サンタモニカプレイスを抜けて、
中心地を南北に走る遊歩道、3rd Street Promenadeへ。

通りの中央には、カラフルなファニチャーや、誰でも遊べる屋外チェスがあったりと、
心地よく過ごせる装置が数多配置されている。

アップルストア、開放的な建築がサンタモニカに馴染んでいる。

遊歩道ではミュージシャンがカントリーミュージックを奏でていたりと、
一日中のんびりしていたくなる、穏やかな空気が流れている。
毎週水・土曜に開催される、ファーマーズ・マーケットに顔出してみました。

色鮮やかなフルーツや野菜が並び、通りには地元民も観光客も賑わう。
ハワイのファーマーズ・マーケットのようなものを想像していただけに、
フルーツジュースや片手で食べられるフードが殆ど販売されていなかったのは少し残念。
そこから15分ほど歩き、Pono Burgerというレストランで昼食を。

カリフォルニア産オーガニック食材にこだわりつつ、
ユニークなレシピのバーガーを提供している。 Ponoは、ハワイ語で「正しい状態である」という意味があるらしく、
環境にも人間の身体にも優しい食事を理念にもっているようで、心底共感できる。

PIKUというバーガーを注文。ローズマリーが刺さっている…!
いちじくジャムの甘いソースと、ジューシーなベーコンとハンバーグがマッチしていて、
初めての味ながら癖が少なく、とても美味。
バーガーに添えたレモンジュースも、ナチュラルな酸っぱさでグッド。
それから、シェアサイクルの「JUMP」に乗って中心地に戻ります。

30kmほどのスピードを出しながら車道を駆け抜けるのは、
気持ちよいのが半分、心臓に悪いのが半分。。
あっという間にビーチ付近へ。
目的のサンタモニア・ピア、快晴がありがたい。

サンタモニカはルート66の最終到達地。記念撮影する人で列が出来ている。

ルート66経由のグランドキャニオンツアー経験後に見ると、感慨深い気持ちになる。
ピアには小さい遊園地、パシフィックパークも。ハッピーな空気で満ちているなあ。

埠頭の方まで進んできました。

脇にはお土産ショップも並んでいる。
サンタモニカの風景を切り取り、木のボードに印刷したグッズが可愛らしく、記念に購入。

強い直射日光と、反射する海の輝きに、サングラス無しには直視できないほどの目映さ。

こんな海の美しさと太陽の光を毎日浴びられたら、
内向的な私でも、カラッと陽気な人生を送るのではという気がしてくる。
もちろん、ここロサンゼルスはそんな単純な都市ではないこと、この旅で重々理解したけれども。
それからJUMP BIKEに再び乗って、ベニスビーチの方へ南下していきます。

ベニスビーチ、サンタモニカとこの近距離ながら、全く異なる雰囲気でびっくり…!

いかがわしいタトゥーショップや大麻ショップが堂々と表に並ぶ。
ヒップホップが流れ、音楽やダンスに興ずる若者たちが伸び伸び過ごしている。

目的の1つでもあった、Venice Skate Parkへ。
観光地化されていて、数十人の観客が見守るなか、
アマチュアなのかプロなのか見分けもつかない、
技術の成熟した若者たちが技をどんどん決めていく。勿論、何回も失敗しながら挑む人も。

背後には、初心者や小さな子どもが平坦なコンクリートで練習している。
練習と呼ぶようなハードなものというよりは、自由に滑っている様子。

マッスル・ビーチには屋外トレーニングジムが。
世界ふれあい街歩きでも目にした光景だ。

トレーニングマシーンは一人のおじさんしか使っていなかったけれど、
奥のビーチ側に備わっていたサンドバッグや鉄棒を使って身体を鍛える人が沢山。
開放的な気分にさせる街だからこそ、身体をめいっぱい動かして優れた健康状態を保ちたくなるのは、
自然の摂理なのかもしれない。
ベニスビーチから5分ほどJUMP RIDEを走らせて、
高感度なショッピングエリア、アボットキニーへ。

お洒落なレストランやカフェ、セレクトション、ブティックが並ぶ。

1つの建物を、ペンキの色を塗り分けて、複数店舗に区切っているのが可愛らしい。
Aesopのような有名ブランドも入居している。

D2Cブランドと言えば、まず最初に挙がる1つWARBY PARKER。
入店すると同時に、フランクに声をかけてくれるスタッフが印象的。

MADE IN LAの看板が眼に留まり、AYR (All Year Round)の店舗にも入ってみた。
知らなかったけど、Bonobosからスピンオフしたブランドなのか。
環境に優しく製造され、季節問わずタイムレスに着られるジーンズを中心に展開している。
シンプルで飾らないデザインながらも、洗練されたブランドアイデンティティに心奪われる。

散策するだけでも楽しいな、リラックスしたヘルシーな空気が流れている。

2020年原宿にも初上陸するallbirds、こちらは大盛況。
街なかでも、シンプルなジーンズにallbirdsを履き合わせる今時な人たちをちらほら見かけた。
それから、Intelligentsia Coffee Venice Coffeebarへ。
シカゴ発祥のサードウェーブコーヒー。

農園から安定した品質の豆を直接供給してもらう「ダイレクト・トレード」を、
今のように流行し始める前から取り組んでいた草分け的存在。

店頭に腰掛けて、ゆっくりコーヒーを味わう。
次から次に店舗に訪れるのは、ローカルから観光客まで多様性に満ちた人々。
幸せそうな表情の数々に、すっかりアボットキニ—という街に魅了されました。

ミューラルもキュートだ。ミッケラービールと似た絵柄、同じアーティストだろうか。

マットレス販売のD2Cブランド、KEETSAの店舗。

可愛らしい外観で思わず撮影したここは、coralと名付けられた共同オフィスのよう。

サンフランシスコでも立ち寄った、EVERLANE。
不穏なニュースもあるけれども、透明性を重視したファッションの哲学にはやっぱり共感していて。
店舗には人が溢れ、まだそのブランド力は強い印象。
他にも様々な話題店、ビーガン・ベジタリアンの料理店などが並び、
ロサンゼルスでも屈指の高感度なエリアであることを実感しました。
またサンタモニカまで自転車で戻り、
サンタモニカプレイスをぐるっと見学。


Sonoma Wine Gardenにて、ワインを一杯いただく。

赤ワインも美味だったけど、
ベストはSonoma Coastのシャルドネ、「CHALK HILL」。 これはもう一度飲みたい。

カリフォルニアワインに興じていると、あっという間に陽が落ちてしまった。
またメトロに揺られ、ダウンタウンへと戻りました。
ホテルで一杯いただくビールを求めて、ホテル近隣のWhole Foodsまでお散歩。

クラフトビールは勿論、量り売りのオーガニックフードが充実していて興奮!


ただロサンゼルス、カリフォルニア州は環境意識も高く
オーガニック食材や量り売りという選択肢は当たり前にあるものだと認識していたので、
Whole Foodsの店内には驚きは無いのだけれど、
どこまで一般家庭に普及されているのかは、もっとよく実態を知りたいと思った。
アボットキニーを歩くようなハイコンシャスな消費者はイメージできるけれど、
ダウンタウンのような陰影ある街を行き交う人々には、
どこまで環境配慮が共通認識化されているのだろうか。
やはりまだ、アーリーアダプター止まりの消費価値観のように感じてしまった。
と色々と考えを巡らせながら、サンタモニカ散策の一日を終えました。
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