San Francisco and Honolulu tour_Day8
- tgm17wk
- 2019年5月4日
- 読了時間: 6分
ハワイ観光4日目。
少し早起きをして、「KCCファーマーズマーケット」へ。
毎週土曜日に開催される、ハワイ最大級の朝市。
ダイヤモンドヘッドの麓にある、
カピオラニ・コミュニティ・カレッジという大学の駐車場を利用している。
様々なメイドインハワイの特産物や加工品を、生産者から直接買えることで人気。
7:30開場の鐘の合図とともに、大勢の観光客(9割日本人?)がぞろぞろと、
お目当てのお店へと足を早める。

70以上の屋台が勢揃い。
ハワイ島産の新鮮なアワビ、
ガーリックシュリンプやハンバーガー、ロコモコなどのプレートランチ、
コーヒーやハチミツ、チョコレート、レモネード、アサイーボウル、ベトナム料理など様々。
もちろん、ファーマーズマーケットなので、地元農家の販売する野菜や果物も。
ハワイの誇るグルメがぎゅっと凝縮されているので、
皆んな朝食目的に、お腹を空かせて来ている。

名物のフライド・グリーン・トマトや、アワビを目的に
日本人がダッシュして行列を作っている光景は、東京みたいだな。
ハワイでくらい気楽にいこうよ、力まずに、と言いたいところだけど
きっと並ぶ価値のあるほど美味しいものなんだろうな。多分。
私はマーケットの雰囲気が味わえればそれで充分。



一通り廻った後、
レモネード、ロコモコ(ハンバーグではなく、牛スジ肉の)を購入。
駐車場の車止めに腰掛けて、ダイヤモンドヘッドと、混み合うマーケットを横目に朝ご飯。


そしてコンドミニアムに戻り、送迎バスに揺られること1時間強、
オアフ島西部、初めてのコオリナ地区へ。
かつて古代ハワイの王族達が保養地として訪れた土地らしい。
高級ホテルやコンドミニアムが立ち並び、近年は巨大ショッピングセンターがオープン。
国際空港とダウンタウンとを結ぶ、モノレールの建設も進んでいる、
再開発が近年注目を浴びるエリア。
目指すは「Marriott's Ko Olina Beach Club」。

コオリナ地区に関心のあった両親が、
ホテルのツアーデスクで勧められた、マリオット・コオリナ・ビーチ・クラブの1日体験会に参加。
内実は、ビーチ・クラブのアクティビティ使い放題+$100のクーポンが貰えるのを引き換えに、
“タイムシェア”の説明会と勧誘を受けなければならないのだけど。
到着すると、担当のお姉さんの紹介があり、
彼女からホテルの特徴やシステムの説明を受けながら、敷地内を見て回る。


タイムシェアなるものを全く存じ上げなかったのけれど、
ざっくり言うと、以下のようなシステム。リゾートホテルの会員権が近いのかな。
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・マリオットの1室を、1週間単位で購入するリゾート共有システム。
ハワイだけでなく、アメリカ本土やヨーロッパなど世界各地のマリオットでも利用可能。
・別荘のように「物件」を購入するのではなく、
1年のうちの1週間単位で部屋を使用できる「権利」を購入する。
※金額によって毎年もらえるポイントが変わり、そのポイント数によって使用できる時期や日程が異なる
・管理費だけを支払えば、ポイントが毎年付与され続ける。
不動産財産なので家族に「永代所有」することも可能。
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1〜2年に1度ハワイに旅行で来るなら、
タイムシェアを利用した方が通常のホテルより安くなり、尚且つ豪華な部屋に泊まることが出来る。
という謳い文句。
実際に客室も見学。
その後個室に通され、1時間近くプランの説明や、支払額のシュミレーション等を延々と聞く。
お腹すいたわ…という気持ちが膨らむ一方、
タイムシェアへの関心が微塵も芽生えないため、きちんとお断りして、
残りの時間は館内を目一杯楽しむことに。
海辺のテラス席で、早速$100のクーポンを使い、ハワイ料理とビールを堪能。

プールは、温水のジャグジータイプのものから、遊具の備えた巨大なものまで、様々。
バリアフリー構造として、障がいのある方のプールへの入出水をサポートする
プールリフトが完備されていた。日本でももっと普及されるべきだな。


混雑することの無いプールでゆったり遊んで、
デッキチェアに寝転んで本を読みながら、日陰で涼むような時間も、
リゾートホテルならではの特権だと思う。

だけれども、タイムシェアに全く魅力を感じないのは、
私の好む旅行スタイルと全く一致しないから。
そもそも旅をする理由は、
各都市・地域・まちの風土や文化、生活者の暮らしの風景を見て・学んで・体感するため。
ホテルで優雅な1日を過ごすことは、最優先事項ではない。
更に宿泊処に関して言えば、その土地ごとに選ぶ楽しさがあって、
時には、ローカルの暮らしを体験できるAirbnbのような民泊もしたいし、
アクセス重視でビジネスホテルに泊まっても良いし、
海外の友人宅に泊めてもらうことも、今後あるかも知れない。
万国共通で安心安全・豪華なラインナップのサービス、
フォーマルな接客を受けられるリゾートホテルの贅沢さよりも、
ローカルならではの環境で、土地独自の体験、人間らしいコミュニケーションを得ることの方が、
私にとっての極上の贅沢なんだろうなと、思いました。
と言いつつ、こんな綺麗な風景見せられると、僅かに心が動きそうにもなるけれど。笑

そして日も暮れ、ホテルへの送迎の時間に。
少し部屋で休憩しながら、ディナーのお店を探していたところ、
徒歩10分先にブルワリーがあることを知り、いざ出陣。
「Growler USA」というお店。各銘柄のネオンサインが可愛い。

店内では、誕生日パーティーを開いている近隣の大学生らしきグループと、
奥で生演奏をするシンガーソングライター、彼を最前列で見守る彼女らしき女性、
などなどローカルを中心に賑わっている。
左手には醸造室に繋がるドアが。
ここでもボクシングの中継をやっていて、スポーツ文化の根深さを再々実感。

カウンターには、数え切れない程のタップが並ぶ。こんな光景見たこと無い、壮観!!
試合観戦にアツくなっているおじ様も。


ビールは流石のラインナップで、100種類以上。全て国産で取り揃えられている。
ハワイ産は勿論、米国本土の様々な州のビールも網羅していて、これまた圧巻。
最小サイズは5oz、つまり約150mlから選べるので、何種類もテイスティングすることができる。
一番美味しかったのは、「Honolulu Beerworks Kewalos Cream Ale」。

Cream Aleは初体験。
アメリカ伝統のビールスタイルで、
名前から想起するような、ミルキー・クリーミーな味わいでは決してない。
エール酵母を用いて、高温で発酵させた後、ラガー酵母のように低温で熟成させる醸造方法で、
エールらしいフルーティーな芳香がありながらも、切れ味と程よい苦みのある、
バランスの取れた味でした。
店内にはダーツもあったり(皆んなビールに夢中だけど)、生演奏も毎週開催のようだし、
アメリカのブルワリーの最も重視する提供価値が、
“ビールを片手に過ごす豊かな時間”ということがこの旅でよく理解できました。

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