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San Francisco and Honolulu tour_Day3

  • 執筆者の写真: tgm17wk
    tgm17wk
  • 2019年4月29日
  • 読了時間: 8分

今日はサンフランシスコ方面ではなく、

カルトレインに揺られ、スタンフォード大学のあるPalo Altoへ。


スタンフォード生に紛れて、キャンパス見学をしてみました(どう見ても観光客だけど)。

世界で2番目に広いキャンパスは、8,180エーカー(約33㎢)の面積にもなるとのこと。

東京23区で、スタンフォードのキャンパス面積より広いのは、

大田区、世田谷区などの8つの区だけという記事を読んで、驚愕。

キャンパスをぐるっと囲む、バスの路線地図を見ればその広大さが分かりやすい。。


駅から大学行きの無料バスに乗って、10分もしないうちに敷地に到着。

まずはTresidder Unionという、食堂やカフェ、ブックストアが並ぶショッピング棟辺りから散策。



飲食に限らず、様々なサービス店舗が入店しているよう。


さすが、移動用のカートもある。学生は自転車やスケボーで颯爽と行き交っている。


キャンパス内を歩いていると、パフォーマンスサークルのチラシが道路に貼られていた。

日本の大学だと取り締まられそうなものだけど、スタンフォードの自由な気風を感じられる。


低層の、スペイン式のコロニアル建築が多く見られる。

長大な柱廊からは神殿のような、荘厳さも感じる。


キャンパス内には、結婚式を挙げる場所として卒業生たちに人気なメモリアルチャーチなども。

目玉となる、メイン・クアッドと呼ばれる広場の中庭では、ロダンの20体の作品を鑑賞できる。


観光客が多く訪れるブックセンターでは、本や教材だけでなく、

大学のロゴが入った様々なデザインのお土産物がびっしり。


まんまと、ロゴ入りのトレーナーを買う。


教材のラインナップも多彩。学校生活で必要な文房具なども一式手に入る。


レジで対応してくれたのは、卒業生で、パートとして働く日本人。

何かの目標があって、キャンパスに留まりながら研究やコミュニティ活動を続けているのかな、

と彼女の人生を勝手に想像してみる。話をゆっくり聞いてみたかった。


それから、学生ガイドが案内してくれるキャンパスツアーに参加。

受験を控えている高校生と親のセットが多かった、観光客は私たちだけかな。


45分程度で、キャンパス内を歩きながら、

各建物の用途や、学生生活について、履修科目や授業のスタイルなど、

様々な情報を織り込んで、参加者の質疑に答えながら、止めどなく語ってくれる。

ずっと後ろ向きで喋りながら歩いてて、頭脳だけでなくガイドのスキルも高い。笑


大学の総合美術館、Cantor Arts Centerでは

西洋からアジアまで、様々な地域・時代の作品がキュレーションされている。


ツアー解散後、一番覗いてみたかった、d.school(Institute of Design at Stanford)へ。

「世界を変えるSTEAM人材 シリコンバレー「デザイン思考」の核心」という本を読んでから、

d.schoolに代表されるような、デザインスクールで学ぶことへの関心が高まる一方で。

d・schoolは学科、学部ではなく、大学構内に有るスタンフォードの学生であれば、

誰でも登録をする事ができる施設。

人間中心の思考プロセス「Design Thinking」を身に付け、課題の本質を見出し、

解決策となるプロダクトやサービスを、実際に手を動かしながら創造していく場。

多様なバックグラウンドを持つ学生が集まり、日々、イノベーションの創出に取組む。


共有スペースでは、動画を撮影しながら何かを熱く語っている学生の姿が。

アイディアのプレゼン映像だろうか、何度も撮影とチェックを重ねている様子。


天井から吊り下がっているアート作品や、

様々なレイアウトを可能にする軽量のインテリア、木製のパレットのようなステージが

このフレキシブルで実験的な場にふさわしい。




プロトタイピングに必要な機材が揃っていたり、

スタジオのように自由な使われ方が出来る講義室を見て思うのは、

イノベーションは、パソコンと向き合う一対一の作業ではなく、議論と共作から生まれるという思想を

空間で体現しているということ。

勿論、空間単体ではこの場は成立しないので、

多様な文化・背景を持つ人々の化学反応ありきなのだけど。

次こそは、授業を受けにこの場に来られたらいいなあ。


思う所は色々あれど、、

全速力で道路を駆け抜ける学生たちを横目に、キャンパスを後にします。


キャンパスに隣接する、Stanford Shopping Centerへ。

百貨店から各種ブランドショップ、多国籍の飲食店まで集まる屋外ショッピングモール。


手入れの行き届いた花壇や植栽、店舗ごとに異なる個性的なファサード、開放的なランドスケープに、

ちょっと既視感があるのは(MARINE & WALK YOKOHAMAとか…)、

日本のディベロッパーが参考事例や視察先として取り上げてるんだろうなと漠然と思う。



パスタランチ。Lagunitas IPA!また一杯目からIPA。

カリフォルニアのソノマ地域にあるLagunitas Brewingの、看板商品。


広い敷地を散歩してみると、テスラの直営店や、Apple store、百貨店macy'sなど、

日本なら旗艦店にもなれそうな規模感で、平屋で建っているのはこの土地ならではかも。



SHAKE SHACK、モールのメイン導線から外れた並木通りに建っていて、

近寄るまで気づかないほど景観に馴染んでいてグッドだったので記録。


それからまた、カルトレインに乗ります。電車間隔が20分程あったので、

駅のホームと接続したカフェで珈琲を一杯。

ちなみに改札ゲートは無いので、カフェは地元の人でも誰でも利用できる。


そして、San Jose Diridon駅に到着!

折角なので、シリコンバレーの文化的中心地であるサンノゼの空気を吸ってこーと立ち寄りました。


電動キックスケーターのLimeに初挑戦し、街を駆け抜けてみた。

サンフランシスコ同様、テック企業の本社が建ち並ぶけれども、建築密度が低く道路が広く、

伸び伸びとした街の印象。


にしてもキックスケーター、序盤はびびったけど、楽しすぎる便利すぎる。

30分〜1時間程度動き回って約5ドル、乗り捨て自由だし、

人通りがサンフランシスコより比較的少ないサンノゼならば安全、

コンパクトな街だけど見所が点在しているからこそ効率的な回遊に最適。

勿論、ルールの定着化(ヘルメットの着用や車道通行のみ等)や安全保障には課題が山積みだけども。

体験型展示が好評なテック博物館を覗いてみたり。


Plaza de César Chávezという小振りな市民公園を抜けて、

路面電車のSan Antonio Station駅を横切り、

ダウンタウンの北端にあたるSJSU Hammer Theatre Center周辺をぐるっと廻る。


それから、Saint James Parkなる公園に寄ってみる。


芝生、遊歩道、生い茂る木々の日陰、遊びを誘発する遊具、日常的に開催されるイベント。

市民が自然に集うきっかけが溢れている。

日が沈むと、ホームレスの存在もあり安全とは言えないらしいけど、

市の努力で随分改善されたらしい。


ステージでの演奏を待っている(ように見える、実際は演奏が始まる気配がないので謎)グループや、


アメリカのアウトドアゲームとして伝統的な「Bean bag toss」で遊んでいる若い男女も。


それから進んで、San Pedro Square Marketに続く道を横切る。

レストランやカフェ、バーなど20以上のテナントが立ち並ぶ食の複合施設ということで、

興味津々だったけど、時間もないので諦めて進行。フラッグが可愛い。


プロホッケーチームの本拠地であるSAPセンターや、オフィスビル群を駆け抜けて、駅に到着。

またゆっくり遊びに来よう。


そして、サンフランシスコのダウンタウンに向けて出発。

楽しみにしていた、AT&Tパーク!(今年の1月から、オラクル・パークに変更したらしいけど)

野球観戦に限定した”スタジアム”ではなく、その他のエンターテイメントも詰まった、

一日過ごせる場として開発される”ボールパーク”の代表的な事例。

サンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地球場ということで、

18時から始まるジャイアンツVSドジャースの試合を心待ちに、大勢の人が集まる。


チケット購入に苦戦しながらも、なんとか外野席を激安価格でゲット(1人15ドル)。


フードの選択肢が、とにかく多い!お店がどこまでも続いていく…

ホットドッグからガーリック・フライドポテト、サラダ、中華料理などなど。

ビールは13ドルという超強気価格です。


パーク内は、本物のケーブルカーが常設されていたり、

世界一大きな野球グラブのモニュメントや、滑り台になっている巨大コカコーラなんかもある。

ライト裏に海が迫っていて、客席からは海が一望できる。

場外ホームランは海に落ちるので、「スプラッシュヒット」と呼ばれる、

それらのボールを狙う人々が海上をカヌーで漂う光景も有名だそう。


The Gardenという、

バックスクリーンの真下で野菜やハーブ類に囲まれながらドリンクを飲める菜園×バーがあったり、

子どもが遊べるミニ野球場があったりと、とにかく遊べる要素が盛りだくさん。


外野席のあるフロアまで、長〜い坂を登り、やっとのことで到着。




席から見下ろす球場とバックに広がる海の光景は、圧巻。


7回まで投手が前田健太で、日本人ファンもちらほら。父も大喜び。


大型モニターは、観客を盛り上げる仕事を果たしてて、

モニターに映し出された観客が激しく踊り狂ったり(妊婦さんやシニアも)、

キスカムタイムでは微笑ましい光景が映されたり、飽きない工夫がされているし、

何より皆んなノリが良いので、笑いが絶えない。


球場から見える夜景も美しく、帰り道まで目が離せない、高揚感の続く場所なのでした。


それから10分程歩き、21st Amendment Brewery & Restaurantというブルワリーへ。


期待通り、タップの種類が豊富!IPAからAmberAleまで、様々楽しみました。

店内でも試合中継をしているモニターが複数あって、釘付けになっている客が沢山。

野球に限らずバスケやホッケーにもチャンネルが切り替わったりして、

改めてスポーツ大国であることを実感。


球場帰りの一杯を求めて、ファンが押し寄せる。


念願かなった数々の訪問に、心満たされて眠るのでした。

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