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San Francisco and Honolulu tour_Day2②

  • 執筆者の写真: tgm17wk
    tgm17wk
  • 2019年4月28日
  • 読了時間: 7分

PIER 39〜43周辺散策の後には、

シティパスの特典でもある、サンフランシスコ湾のクルージング!

ゴールデンゲートブリッジ、アルカトラズ島、

サンフランシスコを代表する景観を遊覧できる1時間のコース。


天候も抜群に良い!クルージング日和。


出発します。港に停泊する小型船、国旗のフラッグがキュート。

もう既に絵になる風景。


PIER39の名物でもある、ゴロリと横たわる野生のアシカの大群を横目に、船は進む。

アシカは英語でsea lionというのか、ぐったりダラダラしているのでlionたる覇気はないけども。


陸から離れるにつれて、

サンフランシスコの街並の輪郭がはっきりと掴めてきた。


高層ビルと数々の丘で凸凹に広がる風景に、坂の多いサンフランシスコという街に来たことを再実感。

サンフランシスコは、太平洋を取り囲むようにある山がちな地形

(地震や地殻変動が多いため丘が形成される)なのに加えて、

ゴールドラッシュ時の急な人口増加によって

土地の高低を無視して強引に碁盤目状(グリッド状)で平行・直角に都市整備をしたために、

急勾配の坂道が非常に多いのだとか。

そしていよいよ、、ゴールデンゲートブリッジ!!


橋の下をくぐる。

全長2737メートル、橋の中央の高さは67メートルという巨大吊り橋を目前に、ただただ圧倒される。


鮮やかなインターナショナルオレンジが、青い空と海に映えて美しい。

霧の多いサンフランシスコで、濃霧の中でもはっきり見える色として選ばれたそう。

東京タワーと同じ色だな。

目前に聳えたっていると、構造物としての迫力に息をのむけど、

離れて観ると、ケーブルの優美な曲線とシンプルなシルエットが、

雄大な自然との調和が取れていて、うっとりする。



そして2つ目の見所、アルカトラズ島をぐるっと周遊。

かつては刑務所として使用され、脱出不可能として知られた監獄島。

サンフランシスコ湾は、水温が極端に低く、海流が速いため、脱走できたとしても

対岸への到達は困難とされている。映画の題材としても有名。


島に上陸して、遺産見学を楽しむ人々の行列も見られた。

歴史の積層を物語る古い建物群からは、ロマンを感じる。

100名近い乗客は、それぞれ思い思いに景色を眺めたり、ビールを飲んだり、写真撮影に勤しんだり。

アメリカの国旗がはためく賑やかな船上の風景も、一つの見所だなと思う。


1時間はあっという間に過ぎ、

アシカの皆さんにただいまを告げる。 相変わらず、くたっとしている


そして、散策再開!

道ばたではストリートダンスを披露する若者を、大勢の人が取り囲む。


こういう、自由で生き生きとした人々の活動には、元気を貰える。

自然とこっちまで、笑顔が伝播してくるんだよなあ。

熱狂的港町ファンの私としては、

色とりどりの小型船が並ぶ漁港らしい風景にも惚れ惚れする。


散策は続きます。

Fishermans wharfの象徴ともいえるカニの看板を目で捕らえ、

シーフードの屋台群の活気を味わい、

カリフォルニア州生まれの人気ハンバーガー店「IN-N-OUT」を通り過ぎる。


そしてお目当ての一つ、The Canneryという商業施設を視察。

1907年に出来たデルモンテの缶詰工場の建物を、

1960年代に再開発でリノベーションし、商業施設に転用したという。


折角の美しい外観とは裏腹に、少し閑散としていて、寂れた印象。

中までゆっくり観れなかったけど、テナントに特筆するところがないのかな。

いっそのことアパートやオフィスに転用してしまった方が、

競合過多な周辺環境を鑑みた時に、ベターなのかもしれない。最早私が住みたい。

そして5分程西に進むと、

Ghirardelli Squareという商業施設が。

こちらは巨大なチョコレート工場跡地を改装し、100前後の店舗が入店している。


1970年代に建てられたこの広大な敷地では、

7つの建物を、屋外の小広場や階段が結んでいて、回遊性高く、歩いて楽しい空間になっている。

広大ながらも屋外サインはほぼ見当たらず、

さりげなく方向を示す看板が可愛いらしい。


日本のように、親切丁寧に屋外サインを充実させることも、

ユニバーサルデザインの観点からは重要だけれども、

観光地で時間を気にせず気ままに歩きたいユーザーからすれば、

「迷う」ことは多少なりとも、街歩きのスパイスになるなと思う。

コンパクトな広場には、小さな噴水を囲むように子どもたちが遊んでいて、

一方で高齢の方々がおしゃべりしていて、観光客地元客問わず寛いでいる。

葉の生い茂る木々に、心が落ち着くなあ


さっきの看板が指し示していた、CHEESE SCHOOL。


そして事前調査で目をつけていた、「SAN FRANCISCO BREWING Co.」!


ゴールデンゲートブリッジと大麦のビジュアル、可愛過ぎですか。

2018年春にオープンしたばかりのようだけど、テラス席には大勢の人で賑わう。


よく日に焼けた明るい表情のおじさんが奏でる、

カントリー・ミュージックのような生演奏を聴きながら、ビールの呑み比べ。


程よく酔っぱらって、再出発。

下り道には、至る所にある小広場から、美しい湾景が望める。


そして、日本で知り合ったサンフランシスコ出身の子もお薦めしていた、

世界一曲りくねった坂道「Lombard Street」を目指し、修羅の道を進みます。


この急勾配よ。

両脇の住宅を見ると、どれほどイカれているか分かりやすい。


汗も湧き出る努力の末、

Lombard Street、着いた!まずは上から眺める。傾斜28度らしい。

400mほどの坂道の間に8箇所もの急カーブがあり、車幅は車1台が通れる程度。


ほとんどの自動車にとってはあまりにも急すぎる勾配を緩和するために設計されたのだとか。

最高速度は時速8km!のろのろと車が走り(歩き?)、当然の渋滞。


下から見上げると、この滑稽さが際立つ。

それにしても、坂道を愛する私としては

(港町に続いて、坂道も愛好家。。「タモリのTOKYO坂道美学入門」は本棚に大切に保管)、

どこを切り取っても高揚しちゃう風景。


それからMuniバスに乗って、

サンフランシスコのランドマークでもある、Ferry Buildingへ!


1898年、交通ターミナルとして竣工。

ゴールデンゲートブリッジとベイブリッジが完成してからは、利用者減が続いたため、

食のショッピングモールとして2003年に再出発。

ヨーロッパ調のデザインなのは、スペインの時計台を模したからだそう。


吹き抜けのアーケードには、オーガニックや地元産の食材にこだわった、食料専門店や飲食店が並ぶ。

もちろんフェリーターミナルとしての機能も残していて、

湾岸には、出発時刻を待つフェリーが並ぶ。シンプルなロゴが可愛い。


館内には、Blue Bottle Coffeeなどのコーヒショップやオイスターバー、

地元の人気店を誘致したパン屋、アイスクリーム屋、オリーブオイル専門店、

マッシュルーム専門店など。ワインバーで昼から飲む姿も。


フェリービルディング周辺は、道幅も広い。

週に3回程、ここでファーマーズ・マーケットが開かれる。

農家の人が直接、新鮮な野菜や果物を売りにくるこのスタイルは、

日本でも青山の国連大学前で毎週開催していたりと、近年流行しているけれど、

ここサンフランシスコでは90年代から続いているそう。


フェリービルディングから 大通りへ進むと、

お土産物や、絵画の露店がコンパクトに並んでいた。


絵画や写真作品は、旅の想い出として買って帰る事が多いのだけれど、

この露店に並ぶのは、卸売された大量生産品のにおいがしたので、眺めるだけにしておいた。

そして!名物ケーブルカーに初乗車。


ガタガタ音を鳴らしながら、ゆっくりと街中を駆け抜けていく。

地区ごとに、街の景色が移り変わっていくのが面白い。


起伏の激しい道も何のそのと、進んでいく様子が頼もしい。


席の余裕はあるのだけども、

敢えてステップに立って、ポールを握りしめながら道路に身体をせり出してみる。

道路のど真ん中を疾走しながら、風を全身に受け止めて、気持ちよさに叫びたくなる!


それから、ちょっと早めの夕食。

18時頃だけども、外はまだまだ明るくて嬉しい。

ロシアン・ヒルの住宅街に佇む、「SEVEN-HILLS」というビストロへ。


乾いた喉に、IPAをくいっと流し込んで一息。

一杯目といえど、濃いめ渋め苦めに始めたいのが私流。


素朴な風貌のお店ながらも、接客と料理はピカイチで、大満足。


それから、中心街Union Squareへと散歩します。


ホテルや商業施設が立ち並ぶ中心に、ぽっかり空いた広場。

年中様々なイベントが開かれる、市民の憩いの場所。


高級ブティックも集積。


でも面白いのが、この絢爛なエリアからすぐ隣接するように、

危険なエリアTenderloinが広がっているということ。

アンダーグラウンドな雰囲気と嗅ぎ慣れない匂いの漂うこの地を、

注意を払いながら進み、お目当てのMIKKELLER Barへ。


デンマークのビール醸造メーカー、ミッケラーを有するミッケル氏と、

オークランドにあるブルワリー、トラピストのファウンダー、チャック氏(Chuck Stilphen)

とのパートナーシップによって実現したお店。


ヒップな雰囲気のある店内で、本日締めのビールを飲みながら、疲れのあまり半分寝る。

とってもとっても充実した一日でした。

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