San Francisco and Honolulu tour_Day2①
- tgm17wk
- 2019年4月27日
- 読了時間: 5分
朝。白いカーテンから溢れる日差しで自然と目が覚める幸せ。

朝食のため、メイン棟へ移動。
青空にバスケットゴールが映える。

この旅では利用しなかったけど、プライベートプールもある!
なにせサンフランシスコ、予想以上に寒い。東京より断然寒い。
旅中、役目がないと思われたヒートテックが、もはや大活躍するとは想定外だった。

そして、San Bruno駅からBARTに乗り、Montgomery駅で下車。
いよいよ、サンフランシスコのダウンタウンへ。。

最初の印象。
ビル高!!!!!!!!!!

私のiPhoneのレベルでは、高過ぎて全貌を写せません。
名物のケーブルカーも路上を走っている。


この辺りはSoMaと呼ばれ、 テック企業が集積する新たなハブエリア。
オフィスだけでなく文化施設や、ヒップなバーやクラブも点在。
サンフランシスコ・ジャイアンツ本拠地の、AT&Tパークも此処に位置する。
行きたかったamazon goはなんと日曜定休で、諦める。そこは便利ではないのか。

足を進めると、ラグジュアリーホテルとして名高いパレスホテルが。
ヨーロピアンスタイルの豪華絢爛、ながらも淡いトーンで上品な内装が美しい。


そして目当ての、SFMOMA(サンフランシスコ近代美術館)へ。
7階までギャラリーがあり、NYのMoMAを凌ぐ規模だそう。
(NYでは調査不足で定休日に訪れてしまい、MoMA館内に入れなかった苦い想い出が甦る…)

入館してまず、巨大な吹き抜けのエントランスに心奪われる。
壁面を彩るのは、エチオピア出身のJulie Mehretuというアーティストの作品。

建築は、1995年にMario Bottaの設計でオープンし、
2016年に北欧の建築家ユニットSnøhettaの設計でリニューアル・拡張。
開口が大きく取られ、トップライトにより館内は明るく、近隣の高層ビル群を望められるのも心踊る。



カフェと接続された屋外テラスには、パブリックアートが陳列されている。
ファサードは、周辺の垂直に伸びる高層ビル群とは対照的に、波形のように流動的で、
新しい都市景観を創っていて面白い。地元の砂を材料にしているそう。

展覧会は、フロア毎に多様なテーマで開催されていた。
「Sea Ranch: Architecture, Environment and Idealism」という、
1960年代にサンフランシスコ北部の断崖絶壁に建てられた伝説の集合住宅を特集した展示であったり。

会場内には、当時のドローイング、スケッチ、写真などの史料だけでなくて
コンドミニアムの一部が実物大サイズで再現されていて、中に入る事もでき、
窓の外には太平洋の大海原を映したパノラマ巨大写真を眺められる演出も。
物質主義を極めていた当時のアメリカとしては、
自然環境と共存するこの作品は非常にラディカルだったようで、
環境保全や人間との共生が世界共通のテーマである2019年の今、
この展覧会を催すことの意義を感じた。
他には、六本木ヒルズの巨大なクモの彫刻でも有名なLouise Bourgeoisの展示も。

「Pop, Minimal, and Figurative Art」では
1960年代ポップアートの代表的な画家、Roy Lichtensteinの作品も。

全米一の大きさを誇るという、約1万9000本の植物を使ったグリーンウォールのそばには
Alexander Calderの作品が聳え立っている。自由な構造と生き生きとした幾何学模様に魅せられる。

「Louis Stettner;Traveling Light」は、
ニューヨークとパリの街並やポートレイトを、
2016年に亡くなるまで絶えず撮り続けた、写真家の展示。
ラッシュアワーの通勤者や、ルーティーンを繰り返す人々の様子など、
考え深く静かな洞察によって捕らえている。

街並の空気感や、 人々の息づかいまで届いてきそうな作品の数々からは、
彼の対象への愛情と、それらをありありと映すための執念のような力強さを感じた。
フォトギャラリー内には、アーカイブコーナーと併設したコーヒー・バーもある。
Third-Wave Coffeeのメッカであるサンフランシスコでも
Blue Bottle Coffee, Four Barrel Coffee, Ritualと並んで人気を誇る、「Sightglass」。

また、エントランスから続く2階には「Public Knowledge Library」という教育センターも入居。
教育、文化、アート、様々な書籍が閲覧でき、
映画・TV・音楽(アナログレコード!)の無料鑑賞やWEB,アプリケーションの利用も可能。
また、サンフランシスコ公共図書館で100年以上使われていた
カードキャビネットが展示されていて、歴史から学ぶ姿勢も感じる。

MOMAをたっぷり堪能し、外へ。快晴。
肌寒いけど日差しが強いから、風景の陰影の美しさが際立っている。

MOMAから道路を挟んですぐ向かいの、
YERBA BUENA GARDENS。

振り返って初めて観る、MOMAの全貌。

このガーデンには、緑地を囲むように教会やコンベンション・センター、
センター・フォー・ジ・アーツという名の劇場、
ソニーによる総合エンターテイメント・センターのメトレオンなどが建ち並ぶ。

Yerba Buena Center for the Arts(イエルバ・ブエナ・芸術センター)、通称YBCA。
槇文彦設計で、建物を囲むイエルバブエナの並樹に合わせた高さの低層ボリューム。

公園では誰もが、人の目なんて気にせずに、伸び伸びと活動をしている。

それからSoMaを離れ、ウォーターフロント北部へ。
かの有名なFisherman's Wharf!
19世紀半ばのゴールドラッシュの頃から漁港として栄えるエリア。
まずはPier39へ。
飲食店や物販店、水族館、博物館が色とりどりに集積する、テーマパークのような場。


埠頭もすぐ側。

港の先の方まで、足を運んでみる。

大道芸や、アーティスト、ストリートパフォーマーがあらゆる場所で表現をしている。

1849年創業のベーカリー「BOUDIN」では、
名物のクラムチャウダーを心待ちにする長蛇の列が。

職人がパワフルに生地をこねる様子も、ディスプレイ越しに観られる。

動物の形をしたパンがごろごろ顔を見せてて、かわい!

風景が絶え間なく変化していくのが何より面白い。
コンテナの連続する商業施設には、小規模店舗が入居する。


あらゆる体験を1日に詰め込んだばかりに、
載せたい写真が多すぎるので、記事を2つに分割します!
後編へ続く。
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