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Paris and London tour_Day6

  • 執筆者の写真: tgm17wk
    tgm17wk
  • 2019年1月3日
  • 読了時間: 4分

ロンドン観光3日目、

早くも最終日。

ホテルから徒歩15分先にある、

「The Postal Museum」へ。


郵便物が馬車で配達されていた頃から、

現代の発達した郵便システムまでの歴史を学ぶことができる博物館。

実際に使われていた馬車やバイク、自転車なども展示されている。

2017年には新たに別館がオープンし、「Mail Rail」を体験できるアトラクション

(2012年まで75年間に渡って使われていた郵便専用の地下鉄道に乗車できる)が

人気を博しているとのことで、まずはオープンと同時にMail Railへ直行。

子どもばかりかと思いきや、意外にも穏やかな老夫婦と同席することに。

出発ホームに既に待ち構えていたRailに乗り込む。

内部はコンパクトで、移動中は窓が密閉されるので、

閉所恐怖症ではないのだけど、ささやかな恐怖心から妙にスリルを感じた。



鉄道が動き出すと、地下道をゆっくり駆け抜けていく。

序盤で一度停車し、壁面いっぱいにムービーが流れ始めた。

“郵便”が生まれた1910年代の戦時中の資料から始まり、

10年ごとに時代を追っていき、郵便局の建物や配達員の風貌、

“郵便”をテーマや舞台にした作品、その時代背景等が移り変わっていく。


映像が終わるとまた加速し、

現存する郵便局へと繋がる出入り口が並ぶゾーンへ。

ふと照明が落とされ、別のムービーが流れ始める。

クリスマスをテーマに、ある女の子の手紙が家族に届くまで、をナラティブに描き出す。

これは1月までの特別プログラムで、

年間通して、季節や行事に合わせてムービーは更新されていくよう。何時乗っても楽しめる。



15分のRide Timeはあっという間に過ぎてしまった。


郵便文化の壮大な歴史と、いかに生活に密着しているかを感覚的に理解した後は、展示室へ。

こちらでしっかり解説を踏まえて、新旧の郵便システムを学ぶことが出来る。




本棟も同様で、よりボリュームのある展示を愉しめる。



オリジナルのスタンプを作成して、スマホ上で保存できるサービスが嬉しかった。


また食堂・ショップを併設するエントランスには、

朝からファミリーを中心に賑わっていた。

観光目的だろうか、慣れた手つきで配膳する人々は朝食にやってきた地元民なのだろうか。

博物館がつどいの場になるのは、大人にも子どもにも双方にメリットがあって良いな。

大人は通常のカフェに行くより落ち着いて過ごせるし、子どもは遊べるし。


そしてロンドン締めの料理は、

どうしてもインドカレーが食べたくて、

キングス・クロス駅北部の再開発エリアにある「Dishoom」へ。

ロンドンではイケてるサードウェーブカレーが流行っているのだと

教えてくれた方がいて、念願の来訪。

インダストリアルな印象を持たせながらも細部のディティールに拘り、

単なるお洒落カフェを超えた、普遍的なクールさを感じさせる内装。

まさに現代の若年層、ミレニアル世代の好みそうなテイストだ。




そして、カレーの美味しさたるや。少し辛かったけど、ラッシーで中和。

リピーターが生まれる理由が分かる。


「Dishoom」を後にし、パリへと向かうEurostarに乗り込む。

Portobello Brewing Co.の「LONDON PILSNER」を飲みながら、

ロンドンーパリ間の田園風景に目を遣る。

ビールはジャケ買いしたけど、ピルスナーらしい軽やかな飲み口で、昼から飲むのにはちょうど良い。


2時間と少し経ち、パリ到着。

Paris-Nord駅から地下鉄に揺られ、ホテル最寄の、Grands Boulevards駅まで移動。

バルコニー付きの客室から、街の喧騒を見下ろしてみる。

ホテルはオペラ座にもルーブル美術館にも徒歩で行ける立地。

ホテルすぐ近くにも、南北に賑やかなガレリアが伸びている。



ルーブル美術館の方向へ足を進めて、

巨大ショッピングモール「Forum des Halles」の一画にある

カジュアルフレンチレストラン「CHAMPEAUX」に、お腹を空かせて入店。


剥き出しの配管や電球、ミニマルなシェイプと鮮やかな配色は、今どき。

今どきだけれど、隣接する伝統的なカフェやパブが並ぶ通りと比較すると、

少し高価だからかお客は少なめ。若年層だけ。

周辺のパブの中には、道路まで人が溢れている店もあったけれど。



でも料理の味とサービスの質は十分で、

ブルゴーニュワイン(だった気がする)とドリアを頂く。

ドリア、ホワイトソースとお米が分離された、カレーライス方式。


そして、旅の締めに、夜のエッフェル塔へ移動。

シャンパンのように輝くこの街のシンボルを、見納めにと、しかと目に焼き付ける。



展望フロアからのパリの夜景。

少ない灯りがセーヌ川沿いに凝集されていて、

川を挟んで発展を続けた街の輪郭が浮かび上がるよう。

決してギラギラしない、必要な限りを灯している控えめな夜景は、

パリらしく、また人間らしくて、好きだなあ。




とまあ、この時点では言葉が出ないほど疲れ果てていたので、

足を引きずって何とかホテルに戻り、ベッドに深く沈み込んで眠りに就きました。

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