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京橋エドグラン/Kyobashi,Tokyo

  • 執筆者の写真: tgm17wk
    tgm17wk
  • 2016年12月17日
  • 読了時間: 2分


About/

江戸、明治、大正、昭和、そして平成。ここでは連綿とまちづくりが続いている。それと共に、京橋ならではの人情や粋も育ち続けている。一方、日本は、世界は、新しい時代を、未来を、模索し続けている。その時空が交差する場所。それがKYOBASHI EDOGRAND。大きな木陰のような心地よさの中で、働く人、遊ぶ人、食べる人、海外から日本見物に来る人、昔からそこに住んでいる人、いろんな人が行き交う、まさにビジネスやカルチャーや粋、人情のるつぼだ。ここであなたは何に出逢うのか。新しい京橋に、ワクワクしてほしい。

Planning/

日本土地建物

Memo/

・まちづくりにおいて、街の再定義。再解釈。というワードはよく使われるし、共通認識があるから分かりやすい。ただこのプロジェクトでは、「京橋」という街の”創成”を為そうとする意図が読み取れた。この街に足りていないものを補完し、日本橋と銀座を繋ぐ”ただの中間地点”から脱却する為の”新拠点”をここからつくりだそうとしている、と思った。京橋は、オフィス街に分類されるけれど、ランドマークとなるような建物は思いつかないし、魅力的な路面店もあるけれど街歩きをするほどは点在していない(気がしている)。だから、皆がくつろいだり娯楽を味わったり知性を高め合う場を補完して、街の表情を増やそうとしている。

・土曜の昼に訪れた。人は多くはない。吹き抜けが巨大なだけに、がらんとした印象さえある。建物は新業態のお店や話題のお店、感度の高い空間がひきめしあう。構想されているような、クリエイティブ拠点になるには、まだ溝がある感じ。キッチンカーが雰囲気に馴染まず浮いている。ここで飲むビールにそこまで惹かれなかった。来場者がそれに追いついていないのか、建物が馴染めてないのか。休日だからだろうか。

・もっと、”勝手になんかやってる”感があってもいいかもしれない。階段になっている広場は、あらかじめ予定されたスケジュール通りの演奏やステージが行われている。秩序だっていて、上品。でもそれは既に銀座や日本橋が築いているポジション。中間地点だからこその個性を無秩序で表現しろってわけではないけれど、街の文化を”創成”しようとしているなら、勝手にどっかから湧いて出てくるような、ここから自然と生まれるカルチャーこそブランディングの礎になりそう。それを助長する為の空間として進化しても良い。いっそ階段にデスクがあってもいいし何故かピアノが置かれてたりしてもいいし地べたに座り込めるスペースがあってもいい。






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